米のとぎ汁の害

米のとぎ汁の害

とぎ汁排出→富栄養化→アオコ、赤潮、ヘドロ

家庭から流されるお米のとぎ汁が、 海や川を汚染する最大の原因であるということをご存知ですか。
お米のとぎ汁を排出しない BG無洗米「愛を米」を使うことで、水環境の改善につながります。

富栄養化がアオコや赤潮の原因

お米のとぎ汁には大量のリン・チッソが含まれ、それらは下水処理によってもほとんど除去できません。
海川に流れ込むと、富栄養化となり、アオコや赤潮の原因となります。

1合(150g)の米を洗ったときに出るとぎ汁から水分を取り除いたものが、
右の写真です。およそ6gもあり、リンを約0.1g・脂肪分を約0.8gも含んで
います。したがって、1日1人あたり平均して220gのお米を消費するとし
て考えた場合、全国で年間40万トン(乾燥した重さ)、ダンプカーにして
約4万台(毎日約100台)もの量を流していることになります。

富栄養化がアオコや赤潮の原因

日本人の平均一人一日当りの米消費量は、約220gです。その量の
米をコップ1杯の水で洗米し、約10日間放置したものが左の写真です。

下の方の白い沈殿物がヘドロ原料です。
先ほどの肌ヌカが水を含んで膨れ上がっています。
この白い沈殿物は約22ccあります。これを全国民が捨てるわけですから、
わずか一日で2500立方メートル(ダンプカー250台分)ものヘドロの原料
を捨てていることになります。

毎日、膨大な量のヘドロ原料によって海や川が汚されています。

普通米のとぎ汁がこんなに地球を汚している

上記のように、家庭から膨大な量のお米のとぎ汁が流され、それらが海や川の底にヘドロとして堆積して
いきます。ヘドロは下水処理場にて回収され、曝気処理した後に焼却されますが、この一連の作業に膨大
な電力・化石燃料が使用され、その結果、大量のCO2を排出します。また、ヘドロそのものも酸化して大量
のCO2を排出します。これら米のとぎ汁によるCO2の年間排出総量は、約53万トンにものぼります。