基本原理

基本原理

ヌカでヌカを取るBG精米製法

BG精米製法は、正式にはブラン・グラインド精米製法といいます。
ブラン(BRAN)は日本語で「ヌカ」、グラインド(GRIND)は「削る」という意味です。
通常精米した後に、表面に残った粘着性の高い肌ヌカを、同質の粘性のあるヌカではがしとるようにして完全に取り除く製法です。

お米の歴史上、革命的な精米製法の発明

これまでの精米方法では、完全に肌ヌカを取りきることはできず、洗米せずには炊飯することができませんでした。
しかし、人手による洗米や洗米機による洗米では、肌ヌカを取りきることができないばかりでなく、おいしさの元となる
「うまみ層」の一部まで洗い流してしまっていたのです。
このような状態で炊飯すると、お米が本来持っている味を引き出すことができず、しかも経時劣化が早い、ヌカ
臭い、黄ばみやすいといった、たくさんの不備な点がありました。

BG精米製法はヌカの中に含まれている非常に粘性の高い粘着ヌカを抽出し、その粘着ヌカに米肌に残っている肌ヌカを吸着させて取り去る方法です。

勿論、薬品や漂白剤などは一切使用しておらず、BG無洗米機に入った精白米は、本体心臓部の円筒状の機械内部で、突起のついた回転軸により攪拌されます。この時、米を当てる圧力や回転速度などの条件を最適にすることで、粘着力のある肌ヌカは瞬時にステンレス壁に付着します。この付着した肌ヌカに、他の米粒の肌ヌカが次々と付着していき、米から剥がされていきます。こうして徐々にBG無洗米になっていきます。
チューインガムが衣服についた時、水やシンナーで洗ってもきれいに取れませんが、同じチューインガムを使って吸着させるときれいに取れるのと同じ原理です。